爽やかな香りで人気のデオドラント「オールドスパイス」。
その一方で「体に悪い」という噂もあり、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
今回はオールドスパイスの安全性や正しい使い方を徹底解説します。
オールドスパイスとは?

オールドスパイス(Old Spice)は、アメリカ発のメンズグルーミングブランドで、特にデオドラントやボディスプレーが人気です。
1937年に設立され、独特の男らしい香りとユーモラスな広告で注目を集めています。
主力商品は爽やかで力強い香りが特徴で、「ベアグローブ」「フィジー」などのバリエーションがあります。
しかし、成分や香りの強さから「体に悪いのでは?」という声もあります。
次の章では、オールドスパイスが本当に体に悪いのか、安全性について詳しく解説していきます。
オールドスパイスは体に悪い?安全性を徹底解説

オールドスパイスが「体に悪い」と言われる理由には、主に以下の3つが挙げられます。
1. 成分による影響
オールドスパイス製品には、以下の成分が含まれていることが多く、これが体に悪いとされる主な原因です。
影響・リスク | |
アルミニウム | 発汗抑制効果があるが、長期間使用で肌トラブルや健康リスクも |
パラベン | 防腐剤として使用され、ホルモンバランスに影響を及ぼす可能性 |
香料 | アレルギーや皮膚炎を引き起こすことがある |
トリクロサン | 抗菌作用があるが、ホルモンに影響を与える可能性が指摘されている |
2. アレルギーや肌トラブルのリスク
実際にオールドスパイスを使用したユーザーからは、以下のようなトラブル報告が寄せられています。
- 肌のかゆみや赤み
- 湿疹や発疹が出る
- 強い刺激を感じる
これらは特に敏感肌やアレルギー体質の方に多く見られる症状です。
3. 専門家や公的機関の見解
FDA(米食品医薬品局)は、アルミニウムを含む制汗剤について「適量であれば安全」としていますが、腎機能が低下している場合には注意が必要です。
パラベンに関しては、特別な警告は出されていませんが、安全性に関する議論が続いています。
WHO(世界保健機関)から直接の警告はないものの、他の研究機関からはトリクロサンがホルモンバランスに影響を及ぼすリスクが指摘されています。
特に内分泌系への干渉が懸念されています。
オールドスパイスの正しい使い方

オールドスパイスを安全かつ効果的に使用するためには、正しい使い方を理解しておくことが大切です。
ここでは、効果を最大限に引き出すポイントと注意点を解説します。
1. 使用前の準備
まず、デオドラントやボディスプレーを使用する前に、肌が清潔で乾いていることを確認しましょう。
汗や皮脂が残っていると効果が半減し、肌トラブルの原因となります。
2. 適量を守る
デオドラントスティックの場合、片方の脇に2〜3回程度の塗布が目安です。
ボディスプレーの場合は、20〜30cmほど離して数回スプレーするのが適切です。
過剰に使用すると、香りが強すぎて不快に感じることがあるため注意が必要です。
3. 使い方のポイント
効果を高めるために、以下の点に気をつけましょう。
- 朝の使用がおすすめ
活動前に使うことで効果が持続しやすいです。
- 脇毛のケアも重要
毛が多いと成分が肌に届きにくいため、適度に処理しておくと効果が高まります。
- 乾くまで待つ
塗布後すぐに服を着ると、成分がこすれて効果が薄れるため、完全に乾くまで待ちましょう。
4. 使用上の注意点
- 肌に異常を感じたらすぐに使用を中止し、専門医に相談してください。
- 目や口に入らないように注意し、使用後はしっかり手を洗いましょう。
- 直射日光や高温多湿を避け、涼しい場所に保管することで品質を維持できます。
5. 効果を実感するために
個々の肌質や汗の量により効果が異なるため、最初は少量で試して、自分に合った使い方を見つけましょう。
また、香りが強いため、香水や他のデオドラントと併用しない方が良いでしょう。
刺激が少ないアルミニウムフリー版もある

オールドスパイスには刺激が少ない「アルミニウムフリー」版も存在します。
これらの製品は、制汗効果のある「塩化アルミニウム」を含まず、主に「デオドラント」として体臭を抑えることを目的としています。
刺激を抑えたい人はアルミニウムフリーのオールドスパイスがおすすめです。
【まとめ】オールドスパイスは肌トラブルやアレルギーのリスクがある

オールドスパイスは、すべての人に体に悪いわけではありませんが、成分によっては肌トラブルやアレルギーのリスクがあるため注意が必要です。
使用前には成分表示を確認し、自分の肌質に合ったものを選ぶことが大切です。
正しい使い方を守ることで、安心して爽やかな香りを楽しむことができます。

