意外と知らない!ルームフレグランスの捨て方と注意点まとめ

使い終わったルームフレグランス、どうやって捨てたらいいか迷ったことはありませんか?

香りの残った液体や瓶は、実は正しく処分しないとトラブルの原因になることも。

この記事では、タイプ別の捨て方と注意点をわかりやすく解説します。

目次

ルームフレグランスを捨てる前に確認すべきこと

ルームフレグランスを処分する前に、まずは中身の状態や素材の種類を確認しましょう。

誤った処分方法は、悪臭や火災、環境汚染の原因にもなります。

✅ 確認ポイントはこの3つ

  1. 中身が残っているかどうか
     液体やジェルがまだ残っている場合は、捨て方が異なります。
     空にしてから処分できるか、中身ごと分別が必要かをチェックしましょう。
       
  2. タイプと素材の確認
     ルームフレグランスにはいくつかのタイプがあります。
【タイプ】【主な素材例】
液体タイプ香料液、ガラス瓶、リードスティック
ジェルタイプゼリー状香料、プラ容器
スプレータイプエアゾール缶、アルコール系液体
ビーズ
サシェタイプ
プラ袋、不織布、香料ビーズなど
  1. 自治体のごみ分別ルールを確認
     ガラスやスプレー缶の捨て方は地域によって異なります。
     自治体の公式サイトやごみ分別アプリで事前確認することが重要です。

少しの手間で、安心・安全な処分ができます。

タイプ別!ルームフレグランスの正しい捨て方

ルームフレグランスは見た目や香りの種類だけでなく、構造や素材によって捨て方が大きく変わります。

ここでは、主な4タイプの正しい処分方法を詳しく解説します。

1. 液体タイプ(リードディフューザーなど)

香料の入ったガラス瓶に、スティックを挿して香りを拡散させるタイプです。

スクロールできます
中身の液体排水口に流すのはNG。新聞紙などに吸わせて「可燃ごみ」へ。
アルコールが含まれている場合も多いため、しっかり乾かす。
瓶(容器)中身を空にし、水ですすいだ後「資源ごみ(ガラス)」
または「不燃ごみ」に。
リードスティックしっかり乾かして「可燃ごみ」へ。
濡れていると他のごみに香りが移るので注意。

2. ジェルタイプ

プラスチック容器にジェル状の芳香剤が入ったタイプ。

香りが弱まると中身が固くなる傾向があります。

スクロールできます
ジェル中身ビニール袋に入れ、可燃ごみとして処分。
匂いが強い場合は新聞紙で包むと◎。
容器(プラ)ラベルを剥がし、中身を取り除いて「プラスチックごみ」
または「容器包装プラ」に分別。

3. スプレー・エアゾールタイプ

スプレー缶は取り扱いを誤ると危険です。

特に中身が残っている場合は注意しましょう。

スクロールできます
中身中身が残っていれば屋外で完全に使い切る。
使い切れない場合は、自治体の指示に従って処理。
缶本体完全に使い切った後、穴あけの要・不要を確認し、
「資源ごみ」「不燃ごみ」「危険ごみ」として分別。

4. ビーズタイプ・サシェタイプ

小さな香りビーズや香り袋は、扱いが簡単ですが香り残りには注意が必要です。

スクロールできます
香りビーズ袋に入れて密閉し「可燃ごみ」へ。
香りが強く残っている場合は二重に包む。
袋・外装不織布や紙素材は「可燃ごみ」、
プラ包装は「プラごみ」に分別。

補足:香りが強く残っている場合の対応

強い香りを放つまま捨てると、他のごみや回収車内に匂い移りすることもあります。

以下の対処がおすすめです。

  • 中身を取り出して数日間空気に触れさせ、十分に揮発させてから捨てる
  • 新聞紙やキッチンペーパーに包み、密封してから処分

これらの捨て方は、製品パッケージや説明書に記載されている場合もあります。

処分前に一度チェックしておくと安心です。

処分時の注意点とNG行動

ルームフレグランスは香りが残る製品であり、適当に捨てるとトラブルや事故の原因になることも

ここでは、処分時に特に注意すべきポイントと、やりがちなNG行動をまとめます。

❌ NG行動1:液体をそのまま排水口に流す

ルームフレグランスの液体には、アルコールや香料、界面活性剤などが含まれていることが多く、これをシンクやトイレに流すのはNGです。

  • 下水に悪影響を与える可能性あり
  • 独特の香りが配管に残ってしまう
  • 小さなお子様やペットが誤って触れるリスクも

✅ 正しい対応

新聞紙や古布に吸わせて密閉し、「可燃ごみ」として処分する。

❌ NG行動2:スプレー缶の中身が残ったまま捨てる

中身が残っているスプレー缶は、爆発や火災の危険性があります。

ごみ収集車の中で引火する事故も実際に報告されています。

  • 中身が出し切れていない
  • 穴を開けずにそのまま出す(自治体によってはNG)

✅ 正しい対応

屋外の風通しの良い場所で中身を完全に使い切る
缶に「ガス抜き穴」があるか確認し、自治体のルールに従って処分。

❌ NG行動3:香りが強い状態でそのまま捨てる

香りが強いままの芳香剤を出すと、他のごみに匂いが移ったり、収集作業員への迷惑になることもあります。

  • ゴミ袋を開けた瞬間に強烈な香りが広がる
  • 密閉空間(収集車内)では特に香りがこもる

✅ 正しい対応

・しばらく空気にさらして香りを飛ばす
・新聞紙や袋で二重に包み、密閉して捨てる

❌ NG行動4:分別ルールを無視して捨てる

自治体ごとにゴミの分別ルールは異なります。

「瓶は資源ごみ」「不燃ごみ」など、同じ素材でも区分が違うケースがあります。

  • ガラス瓶を燃えるごみに出してしまう
  • プラスチックごみと容器包装プラを混同する

✅ 正しい対応

住んでいる地域の公式サイトやごみ分別アプリで確認。
特に香りつき製品は分類が分かりづらいため注意。

【まとめ】処分の前に「ちょっとした確認と配慮」を

ルームフレグランスは「いい香り」で癒しをくれる一方で、処分方法を誤ると思わぬトラブルの原因にもなります。

特に液体・スプレー・強い香りのままの製品には注意が必要です。

📌 ちょっとの配慮がトラブル防止につながる

ルームフレグランスの処分は、以下の3点を守れば安心です。

  • 液体は絶対に流さない
  • スプレー缶は使い切る or 指示通り処分
  • 香りが強い場合は揮発させるか密封する

「見た目がキレイだから」「香りが薄くなったから」といって油断せず、最後まで安全に使い切って処分する意識を持ちましょう。

自治体ごとのルール確認も忘れずに。正しい捨て方は、自分と周囲の快適な生活を守る第一歩です。

著者情報

香り専科編集部
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